「スイングがきれいになりたい!」とか「ショットがうまくなりたい!」
とゴルフをしている人は誰しもが思うのではないでしょうか?
当たり前のことではありますが、今よりもショットを安定させたり、上手くなりたければ、多くの場合スイングを改良しないといけません。
ですがスイング改善をしていくなかで、「どれだけ練習してもスイングが変わらない」という経験をしたことはないでしょうか?
本やyoutubeで学んだり、上手な人に教えてもらった改善したいポイントを自分のスイングに取り入れようと練習しますが、
いくら練習しても結局クセづいたいつもの打ち方になる。。。
私も経験したことがあるのですが、アマチュアゴルファーのあるあるではないでしょうか?
スイングが変わらない問題については、練習中の意識の仕方で解決することができます!
私はこのやり方を実践することで、格段に理想的なスイングに近づくことが出来ました。
今回はスイング改善がはかどる、練習のしかたについて共有したいと思います!
スイングが変わらない原因はなに?
どれだけ練習してもスイングが変わらない原因は大きく2つあります。
1つは無意識で現状維持をしてしまうことです。
ヒトはなるべく危険を避けるために、本能的に現状を維持しようとする性質があるそうです。
ゴルフでも同じことが起こります。
自分のスイングを改善しようとすると、これまで昔のスイングで打てていた記憶が本能的に邪魔をして、「今の打ち方を変えたら打てなくなってしまう!」と
知らず知らずのうちにいつものスイングに戻してしまうのです。
スイングが変わらない原因の2つ目は、打った結果ばかり気にしてしまうことです。
スイングを変えようとすると、たとえ良くなる方向だとしてもそのスイングに慣れるまでは上手く打つことは出来ません。
なぜならスイングの一部を変えたことで、スイング全体の動きがスムーズに自分の神経に定着するまでは何度も反復して時間がかかるからです。
しかしボールが上手く飛ばないと、その結果を見て「何が悪かったんだろう?」と今度は別のポイントを変えようとし始めます。
すると最初に意識していたポイントがおろそかになって結局身につかなくなります。
本当は新しい動きが定着していないから上手く打てないのであって、その場その場で色々と変えてしまうと、迷走してしまうことになります。
★スイングが変わらない原因
- 無意識で現状維持してしまう
- 打った結果ばかり気にしてしまう
スイングで意識するポイントと結果を分けて考えよう
スイングを変えることが出来ない原因は分かりました。
ではどうすればスイングを改善していくことが出来るのでしょうか?
私がおすすめしたい方法は、スイングで意識するポイントと結果を分けて考えることです!
どういうことかわからないと思いますので順番にご説明します。
まず、自分のスイングで改善したいポイントを明確にします。
そして改善したいポイントについて、どのような動きが正しいのかを調べます。
ゴルフの上手な知り合いに聞いてもいいですし、今はネットや本でいくらでも情報があふれていますので、信頼できる情報をもとに正しい動きを調べましょう。
ここからが本題です!
改善したいポイントについて正しい動きが分かったら、スイング中にその改善したい動きをすることのみに全神経を集中させましょう!
そして、スイングをしてボールが飛んで行った結果は気にしてはいけません!
正しい動きが出来ていれば〇、出来ていなければ×です。
例えばオーバースイングを直したくて、コンパクトなスイングをする!と決めたのであれば、コンパクトなスイングが出来ていればOKで、出来ていなければNGです。
このとき打ったボールがトップしたり、曲がっていても気にしてはいけません。
「そんなこと言ったって、ボールが上手く打てなければ意味がないだろう」とおっしゃるかたもいらっしゃると思います。
そこが落とし穴なのです。
前述したとおり、ボールを打つ結果を気にしてしまうから、変えなくていいところを変えてしまったり、現状維持の本能が働いてしまうのです。
スイング改造するときは、最初は上手く打つことが出来なくて当たり前と割り切って、やりたい動きが出来ているかどうかに集中しましょう。
「そうは言っても、ボールに上手く当たったかは気になるよ」と思う方もいるでしょう。
もちろんボールを上手く打てることが最終目標ですから、スイング中は気にしなくても、どのようなミスが出たかの結果はメモしておきましょう!
そして、練習後にミスの原因を考えます。
この時スイング改造したいポイントの動きが正しくできていてミスしているかどうかをチェックしましょう。
正しい動きをスムーズに取り入れることができたのにミスをするのであれば、原因は別のところにあります!
その時は原因と原因に対する対策を調査し、また同じ方法でスイングに取り入れます。
これが確実に1歩ずつスイング改造をすることが出来る流れです!
例を挙げると、オーバースイングを直すためにコンパクトな動きを完璧にできるようになったのにトップばかり起こるとすれば、前傾が足りなかったりスイングのタイミングが早くなっていることなどを疑うわけです。
コンパクトな動きが出来ていないうちは、トップしていることは気にせず、正しい動きに集中することが肝心です!
★スイングが確実に改善していく方法
- 改善したいポイントを明確にする
(レッスンプロなどに聞いたり、信頼できる情報をもとにする) - ボールを打った結果はスイング中は気にせず、
改善したいポイントの動きをすることに全集中する。 - やりたい動きが正しくできていれば〇と考え、
スイングの中でスムーズに行えるまで練習する。
(最低でも1ヶ月は反復して体に覚えさせる) - ボールを打ったことによるミスはメモしておく
- 改善したいポイントの動きがスムーズに出来るようになったのによく起こるミスについては別の原因を探し、その原因に対する対策を新たな改善ポイントとする!
自分のスイングを撮影しよう
スイングを確実に改善していく流れをご紹介しました!
このとき、ぜひとも行って頂きたいことがあります。
それは自分のスイングを動画撮影することです!
なぜなら自分のスイングを客観的にみることが出来るからです。
自分が改善したいポイントの動きが出来ているかどうかのチェックは、主観で行わず、動画を見て客観的な目でチェックするようにしてください。
★スイング改善したい動きを正しくできているかは、
動画を撮影して客観的な目でチェックしよう!
ラウンドではさらに意識するポイントに集中する!
ここまででスイング改造のやり方のポイントは分かってきたかと思います。
どんどんいいスイングが出来るようになっていきます。
ラウンドに出ていざ本番!
ここでもまた注意して頂きたいです!
なぜなら練習でできていたこともラウンドに行くとリセットされてしまうことがよくあるからです!
ラウンドに出るときは、練習で改善してきたポイントを1つだけ強烈に意識して回ってみてください!
このとき、2つも3つもポイントを意識してはいけません。
2つ以上のポイントを意識すると脳の神経伝達が追い付かず、スイング全体が乱れるからです。
そしてラウンドのどこかで、同伴者にスイングを撮影してもらってください。
その動画で意識していたポイントが正しくできていれば、この時点でスイング改造完成です。
★ラウンドで最終チェックしよう!
- スイング改造してきたポイントを1つだけラウンド中にも強烈に意識する。
(意識するポイントは1つに絞る) - ラウンド中のどこかで、同伴者にスイングを撮影してもらう
- 撮影してもらった動画で正しくスイングできていればスイング改造完成!
おわりに
いかがだったでしょうか?
なんだか精神論ぽい話だなと思われたかもしれません。
しかし、ゴルフで上達していくために大事なことは意識をどこに持っていくかだと私は思っています。
やみくもにボールを打ってその場その場で対処しても、右往左往して迷走してしまうものです。
1つずつ集中してスイングを変えていき、理想的なスイングでゴルフを楽しみましょう!
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