ゴルフでめちゃくちゃ調子のいい時に「ゾーンに入る」っていうけど、どうしたら入れるの?
その日によって調子のムラがあるのはなぜ?毎回調子よくしたい!
ゴルファーなら誰しもがこういった疑問を持つと思いますが、実はこれには解決方法があります!
筆者は6年間ゴルフを続けてきましたが、「何をやっても上手く行く」ゾーンの状態になるときもあれば、とことん調子の悪い時もありその原因を考えておりました。
そして何冊ものゴルフに関する書籍を読みあさりラウンドで実践するうちに、ゾーンに入るにはメンタル面でのテクニックが必要という結論に達しました。
本記事はそんな筆者の経験から効果を実感している、「ゾーンに入りやすくなる気持ちのコントロール方法」をご紹介します!
読み終えると、ゴルフの調子がいい状態を維持しやすく出来るようになるでしょう。
ゾーンに入るには、気持ちのコントロール方法を学ぶことが大切
ゴルフでゾーンに入るためには、気持ちのコントロール方法を学ぶことが必要となります。
特に重要なのは、緊張を味方につけることです。
緊張とパフォーマンスには密接な関係があるからです。
カタストロフィ理論という理論で緊張とパフォーマンスの関係について説明されています。
カタストロフィ理論によると、ある程度の緊張はパフォーマンスを上げてくれますが、緊張状態でマイナスなことを考えてしまうと極端にパフォーマンスが落ちることがわかっています。
つまり、ほどよい緊張状態で、前向きな思考に集中できればゾーンに入ることが出来るといえます。
ゴルフのラウンド中のゾーンに入るための具体的な方法をご説明していきます!
ショットを打つときにほどよい緊張状態にする方法
ほどよい緊張状態で、前向きな思考に集中できればゾーンに入ることが出来ることが分かりました。
そうは言っても実際にゴルフのラウンドに行くと、過度の緊張からくる力みや手足の震え、不安や焦りなどは自然と出てくるから止められないと思うでしょう。
これらはもちろんパフォーマンスを低下させる原因です。
しかし、過度の緊張が起きないようにコントロールする方法があります!
突然ですが、「行動」、「思考」、「感情」、「身体の反応」のうちコントロールできるものはどれでしょうか?
・・・答えは「行動」と「思考」です。
「行動」と「思考」を意識してコントロールすることで、「感情」や「身体の反応」を変えることが出来ます。
これにより過度の緊張を抑えることが出来るのです。
◆コントロールできる
- 行動・・・目線やスイングの動作などの体の動き
- 思考・・・「あそこをねらって打ってやる」、「失敗したらどうしよう」などの頭に浮かぶ言葉
◆コントロールできない
- 感情・・・不安、焦り、楽しい、集中、落ち着きなどの気持ち
- 身体の反応・・・力み、手足の震え、手に汗をかくなどの体の変化
では具体的に、どうすればいいのでしょうか?
行動と思考のコントロールにより過度の緊張とマイナス思考を抑える方法として、筆者が効果を感じて実践しているものは以下2点です。
- プレショットルーティン
- 行動に関するセルフトーク
これらを行うことでパフォーマンスが上がりやすい状態となり、ゾーンに入りやすくなります。
順番に見ていきましょう。
プレショットルーティン
過度の緊張とマイナス思考を抑える方法の1つ目は、プレショットルーティンを行うことです。
プレショットルーティンとは、ショットを打つ前に決まって行う動作のことで、野球で言うとイチローのバット回しが有名です。
決まったルーティンの動作を行うことで「行動」に集中することができるため、過度な緊張とマイナス思考が抑えられパフォーマンスを上げやすくなります。
ルーティンの効果を上げるために重要なことは以下2点です。
- 練習の時から欠かさずに行うこと
- ルーティン動作のリズムやかかる時間が秒単位で一定になるように意識する
ルーティンの動作はなんでもいいのですが、筆者が行っているものは以下の通りです
- ボールの後ろからターゲットを見て方向を決め、アドレスする
- 腰から腰のインパクトゾーンの振り幅で素振りをする
- 実際に打ちたい振り幅で素振りをする
- 素振り通りの動作でショットを打つ
まずは何でもいいので動作を決めて試してみましょう
行動に関するセルフトーク
過度の緊張とマイナス思考を抑える方法の2つ目は、行動に関するセルフトークを行うことです。
セルフトークとは自分の頭の中で、言葉として考えている思考を行うことです。
例えば頭の中で「楽しいなぁ」と言葉で考えることがあると思いますが、これがセルフトークです。
このセルフトークを「行動」に関するもので行います。
具体的にはショットで行いたい動作を1つ決めて考えるようにします。
例えば、「ボールを最後までよく見て打つぞ!」とか、「頭を動かさないようにスイングするぞ!」などです。
先ほどのカタストロフィ理論で、緊張状態でマイナス思考をしてしまうとパフォーマンスが下がるというお話をしました。
この「行動」に関するセルフトークをすると、人間は1度に1つのことしか考えられないので、マイナス思考が入る余地がなくなるというわけです。
思考は本来はっきりしないものなので、やりたい行動を1つ決めて集中するとコントロールしやすいです
ラウンドの95%を占める待ち時間をどう過ごすかが重要
ゾーンに入るためにもう1つ、実はかなり重要なのが待ち時間の過ごし方です。
ショットやパターを打つときはこれまでお話ししたように、集中して適度な緊張と前向きな思考をすることが重要です。
しかしラウンド中ずっと緊張した状態だと、疲れてしまい逆にパフォーマンスが落ちてしまいます。
ですのでパフォーマンスを維持するためには、ショットを打つ以外の待ち時間に意識的に緊張を下げる必要があります。
ゴルフのラウンドにおいて95%は待ち時間であり、この時間をどうコントロールするかで勝負が決まります。
ではどうすれば待ち時間に緊張を下げることが出来るのでしょうか?
それはショットに関すること以外のリラックスできることに集中することです。
筆者が効果を感じたものは以下3点です。
- ミスショットをしたら、歩きながら10歩ぶんの歩数を数えて忘れる
- 同伴者との会話に集中する
- 呼吸に集中する
「緊張をなくそう!」と思いすぎると逆に下がりにくいので、「緊張は5%下がればよい」と考えるといいです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ゴルフでゾーンに入るためには、気持ちのコントロールが必要です。
そのために以下2点の状態にもっていくことが重要でした。
- ショットの時は、適度な緊張状態と前向きな思考をすることでパフォーマンスが上がる。
⇒「プレショットルーティン」と「行動に関するセルフトーク」をする - ラウンドの95%を占める待ち時間で、緊張を5%下げる
⇒ショットに関すること以外(会話、呼吸、歩数を数えるなど)に集中する
今回の内容を実施すれば、自分のベストの実力を出してゾーンに入ることが出来るようになるでしょう!
今回の内容は以下の本を参考にしています。ご紹介した以外にもたくさんのテクニックが詰まっていますので1度読んでみてください!
↓ 確実に100切りを目指すかたは、筆者の経験から初心者が100切りを達成するまでのロードマップを10ステップにまとめましたので、ぜひご参考にしてください!
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